Unwired Logic株式会社

セルフストレージビジネスを始める前に知っておきたい7つのこと

セルフストレージ業界に初めて参入する方や自分たちで施設を立ち上げようとしている方にぜひ参考にしていただきたい専門家からのアドバイスをご紹介します。

1. 適切な施工業者を探す

(a) 事前審査を行う

まずは、施工業者がライセンスを所持し、保証され、保険に加入していて、商業改善協会のような市場の信頼促進を担う団体と良好な関係を築いていることを確認しておきます。Inside Self Storage(ISS)のようなセルフストレージ業界イベント運営団体との関係もチェックしておくといいでしょう。こういった事前審査を実施することで、費用を無駄にすることのない有能な業者と取引することができるのです。

(b) 評判をチェックする

業者のスキルを確認するには、その業者が過去に携わった事例をチェックしたり関わった顧客に話を聞いたりするのが一番です。あなたの会社がセルフストレージ事業に初めて参入するのであれば、ぜひセルフストレージ事業での経験がある業者を選びましょう。 

(c) 料金を比較する

お得な料金で取引するには、相場を知り、候補となる業者から見積もりを取り、その内訳などを理解しておくことが重要です。予算が限られている場合は、すべてのサービス費用が既に含まれている契約で進めていくことをお勧めします。 

2. 空調管理ユニット を導入する

近年は、利用者の保管品に対する要求が高くなっていることから、温度や湿度を管理できる機能が搭載されたユニットの人気が高まっています。断熱材を導入した空調管理機能付きユニットは、温度や湿度の管理だけでなく埃やネズミなどの侵入も防ぐ効果があり、高品質な換気設備を導入すれば空気の質も最適化することができます。コストはかかりますが、空調管理されたユニットは、多くの顧客を惹きつけ、荷物を安心・安全に保管できる素晴らしい方法です。空調システムの導入を検討されている方は、適切なメンテナンス作業もお忘れなく。

3. 優れたカスタマーサービスを提供する

利用者や見込み客からの問い合わせには、できる限り早急に対応しましょう。最近の顧客は迅速な対応を期待しており、期待外れだった場合、より対応の良い会社に簡単に乗り換えてしまいます。電話や問い合わせに対応するスタッフは、優れたコミュニケーション能力を持っているだけでなく、業務に関係する重要な知識や情報も持ち合わせていることが重要になります。直接または外注先を介して提供する付帯サービスを用意することで、見込み客がひとつの場所でさまざまなサービスを受けられるソリューションを提供し、利用者へと変換する確率を大幅に高めることができます。

4. 適した場所を選ぶ

セルフストレージの店舗を構えるにあたって、適切な場所を選ぶことは、最も重要な決定項目といえます。考慮すべき重要な要素を見ていきましょう。

a) 市場の環境

店舗を構える場所として理想的なのは、自社サービスに対する需要が高く、供給が少ない地域です。既にセルフストレージ施設がある場合は、他と違うサービスを提供できるか、競合他社よりも効果的なマーケティングができるかを確認する必要があります。

b) 都市計画

多くの地域では、セルフストレージ施設を設置するために複数の許可が必要です。自治体の都市計画マップや規制を参考に、セルフストレージに必要な区域を確認してください。 

c) 視認性と人口密度

セルフストレージ施設への集客は、物理的に目立たせることが最も一般的です。多くの成功している事業者は、交通量の多い道路沿いに狙いを定めています。また最近では、顧客の利便性を高めるために住宅地に近い場所も重要視されています。看板やブランディングに力を入れることで、新規顧客の獲得につなげましょう。

5. セキュリティを強化する

施設を安全かつ清潔に保つことはもちろん重要ですが、利用者のプライバシーやセキュリティを守ることも重要です。

(a) 利用者に見えるようなセキュリティ強化

警報機や監視カメラ、暗証番号式の出入り口などを設置し、利用者が導入されているセキュリティ対策について認識できるようにしましょう。

(b) 個人情報の保護

利用者は、ただ荷物を預けるだけでなく、あなたの会社を信用して個人情報も預けているのです。適切なソフトウェアを導入し、利用者のデータがどのように扱われるのかを理解し、データを暗号化して保護しましょう。

(c) ポリシーの明確化

危険物や違法物が保管されないように、保管できる荷物と保管できない荷物を明確にして、利用者に伝えましょう。また、セキュリティ上の理由で、危険物や違法物が保管されていると思われる場合には、スタッフがユニット内に入る権利を有することを最初に明確にしておきましょう。最初にポリシーが明確に示され、伝達されていれば、問題はないはずです。

6. リサーチする

どんな市場であっても、参入する際には事前のリサーチが重要です。ビジネスプランを練る前に、その業界や地域市場を知り、参入障壁が高いかどうかを確認します。別の企業が参入してきて、隣であなたの会社と全く同じ事業を展開されたらたまりませんからね。まだセルフストレージ業界のイベントに参加したことがない方は、参加してみることをお勧めします。貴重で豊富な情報やサプライヤー候補の名前をまとめて入手することができるからです。例えばInside Self Storageは、毎年4月にラスベガスで「ISS World Expo」という世界最大級の展示会を開催しています。

7. マーケティングを行う

あらゆるものがオンラインに移行している今、インターネット上で存在感を確立させることを目的としたマーケティングキャンペーンを展開することをお勧めします。ウェブサイトへのトラフィックを促進し、見込み客を顧客へと変換させることができるでしょう。

(a) ユーザーフレンドリーなウェブサイトの作成

SEOのためにウェブサイトを強化します。ブログを開設するなら、コンテンツやバックリンク、キーワードを重視しましょう。

(b) クリック報酬型広告(PPC)への投資

クリック報酬型広告(PPC)とは、ウェブサイトへのアクセス数を購入する方法です。PPCマーケティングに最適なプラットフォームは、Google(お金を払ってあなたのウェブサイトをランキングの上位に表示させる)とFacebookで、潜在的な顧客に向けて広告を出すことができます。

(c) ソーシャルメディア戦略の策定

ソーシャルメディアを積極的に活用すると、ブランドへの注目度を高めたり、ウェブサイトへのトラフィックを増やし足りできます。顧客との関係を深められる素晴らしい方法です。 

(d) カスタマーレビューの重視

オンラインでのカスタマーレビューは、セルフストレージ事業にとって現在の顧客との関係を築きながら、新規顧客を獲得できる無料かつ非常に有効なマーケティングツールです。新しいレビューを獲得する効果的な方法は、統合されたチャットボットやEメールを通じて利用者にレビューを書いてもらうことです。カスタマーレビューは、新規開拓だけでなく、会社内にも良い効果をもたらします。スタッフのモチベーションを高め、カスタマーサービスのスキルを向上させ、できる限り良い体験を提供するための最高の情報です。

どんなビジネスでも、始める前に基本的なことを理解しておくことが大切です。上記に紹介したヒントだけでなく、他のブログ記事も参考にして、業界のトレンドやお客様の取り組み、ビジネスを改善する方法などをより深く理解していただければ幸いです。

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