
2022年の業界の行方を左右する3つのトレンド
2021年~2022年は、セルフストレージ業界にとって新たな挑戦とチャンスの年であるといえます。2020年から今年初めにかけて世界は激動の時代にあったにもかかわらず、セルフストレージ業界の成長の見通しは明るいです。Global Industry Analysts社の調査レポートによると、今後7年間における年平均成長率(CAGR)は6.6%になると推定されています。セルフストレージ事業者は、業界の方向性と近い将来市場の標準となり得る新しいテクノロジーを認識しておくいつ用があるのではないでしょうか。
市場の成長
これまで同様、都市化や人口増加、高齢化、Eコマースの普及などが今後もセルフストレージの需要を押し上げていきます。米国が最大の市場であることに変わりはありませんが、増加率でいうと、アジア太平洋地域が最も高くなっています。全体的にみると、過去にご紹介したセルフストレージ需要のカギを握る4つの「D」― Divorce(離婚)、Death(死)、Downsizing(縮小)、Displacement(転居)― は、以前と同様に現在にも当てはまるトレンドです。
安全性と自動化
2020年の世界的なパンデミックによって、ビジネスは進むべき方向を変えざるを得ませんでした。例えば、このコロナ禍で優位に立てたのは、IT技術によって自動化され、遠隔操作が可能な店舗や施設でした。将来的にセルフストレージの自動化はますます業界標準となるでしょう。自動化を導入することで、企業は施設のスペースや運営費用、人員を削減でき、運営を全体的に効率化することができます。
セルフストレージを借りようとしている人たちは、ストレージの検索や予約、管理をデジタルで行うようになっています。既に問い合わせの3分の2以上がウェブ経由です。また、店舗や施設のバーチャルツアー、オンライン予約、自動決済、セルフサービスの売店など、顧客の利便性を高めるソリューションも人気を集めています。他にも日常的な業務をこなすためにITシステムを導入したり顧客自身で行えるように仕向けて従業員の作業負荷を減らすこともできます。
意外だと思われる方もいるかもしれませんが、自動化された施設はセキュリティ面でも優れています。防犯カメラやセンサー、ドアのスマートロックなどが普及してきたからです。遠隔地の可視化や、カスタマーサイトへのアクセス、ナンバープレートの識別、施設内での物理的な動き、タイムスタンプなどの新しい技術も登場しており、柔軟に対応できるITシステムを導入した施設は、多額の費用をかけずにこういった機能を追加することができています。
レガシーシステム&カスタムシステム
上記のようなデジタルソリューションや自動化への新たな需要は、多くのレガシーシステムやカスタマイズされたシステムに終止符を打つことになるでしょう。このようなシステムは、その性質上、業界の要求が変化しても適応することが難しいからです。例えば、SNSを利用したカスタマーサポートや最新のスマートロックを備えたユニットの遠隔管理など、今または近い将来のトレンドに柔軟に対応できる術をレガシーシステムやカスタムシステムは持ち合わせていないのです。また、システムを変更したり、新しいアプリケーションを追加するたびに多額の開発費がかかります。
一方、最新システムは柔軟性があり、変化するトレンドにも柔軟に対応できます。セルフストレージに特化して設計されたシステムなら、業界独自の業務もスムーズに行え、カスタマーサポート用のソリューションなど、他の必要なアプリケーションともシームレスに統合することができます。また、フロントエンド、バックエンドともに直感的なインターフェイスを採用しているので、顧客にも従業員にも使いやすくなっています。クラウドベースなら、パソコンやタブレットなどの端末とインターネット環境さえあれば、現場にスタッフがいなくても運営可能です。さらに、レガシーシステムは古い規格に基づいて構築されていることが多いため、データ漏洩やランサムウェアなどによる攻撃の標的になりやすいというリスクもあります。セルフストレージ事業の将来性を重視するなら、レガシーシステムに別れを告げ、Storeganiseのような最新ソリューションを取り入れるべきです。
最後に
成功が保証されているビジネスはありませんが、確実に失敗するビジネスは存在します。トレンドに乗り遅れていたり、市場の動きについていけなかったりすることが主な要因となるでしょう。コロナ禍の影響だけでなく、人々の仕事や生活のスタイルは、常に変化しています。多くの技術的革新が日常化し、市場の標準として定着しています。セルフストレージ業界は今後更なる成長を遂げるでしょう。この業界の成長に合わせて、あなたの会社も成長できますか?
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