Unwired Logic株式会社

U-Haulに学ぶ非接触型セルフストレージへの移行

By Yu An Su, July 31, 2020

2020年前半は、今も猛威を振るう新型コロナウイルスのパンデミックに世界が揺れる、控えめに言っても激動の時期となりました。航空便は今も多くが欠航し、休暇の計画はキャンセル、ビジネス活動も中断を余儀なくされています。このような異常事態に、世界中の学生が特に大きな影響を受けており、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、コーネル大学などアメリカを中心に多くの大学が、早いところでは3月にもキャンパス内の住居を退去するように学生に要請しました。その結果、学生たちは荷物をまとめて寮を出たり、まとめた荷物を一時的に保管する場所を探したりしなければなりませんでした。状況の改善が見込まれない中で、U-Haulは、有効な学生証を持っている大学生に対し、何も購入していなくても30日間無料で荷物を保管できるように保管場所を無償で提供したのです。

U-Haulのジョン・テイラー社長は 3月に自社ウェブサイトでこう述べています 「すべての学生がどのような影響を受けているかはわかりませんが、彼らが影響を受けていることは知っています。」 テイラー氏は「キャンパスを離れて家に帰るように指示する大学が増えている」と指摘し、U-Haulのような企業による支援の必要性を強調しています。「私たちには支援するための専門知識とネットワークがあります。だからこそ、私たちが手を差し伸べるべきなのです。」U-Haulは以前、自然災害の後に被害が大きかった地域に対してのみ30日間の無料サービスを提供したことがありましたが、全米を対象としたU-Haul拠点での無料サービスは今回が初めてです。

変化する環境への適応

U-Haulの例は、トランクルーム企業が常に進化する環境に合わせて変化し、適応しなければならないことを示しており、この世界的な健康危機にも対応しなければならないことを示しています。U-Haulの後に続くようにして、多くの小規模トランクルーム企業が助けを必要としている人々への支援を表明しています。しかし、コロナの時代に無料でトランクルームを提供するだけでは十分ではないかもしれません。この世界的危機によって、トランクルーム企業は清潔さや衛生面の問題に直面せざるを得なくなったのです。その結果、U-Haulをはじめ、数えきれない程のトランクルーム事業者が非接触型サービスの提供に乗り出し、顧客間でウイルスが蔓延する懸念を軽減しようと奮起しています。

トレンドを把握し、いち早く変化を取り入れる

その上で、トランクルーム事業者はどのように現状に適応し、U-Haulや他の大手トランクルーム企業からどのような教訓を得ることができるのか、ということが問われています。U-Haulは、学生に無償でトランクルームを貸し出すことで、いち早く行動に移し、必要としている人たちを支援の手を差し伸べました。その行動をCNNやNBC、地元のメディアなどが賞賛し、結果として大きな宣伝効果を生みました。U-Haulのような大企業から小さな新興企業まで、すべての企業にとって、トレンドや経済環境の方向性を見極めることは非常に重要なことであり、このような機会をうまく利用すれば、地元のコミュニティを支援することができるのです。

今ある課題を認識して素早く改善

U-Haulから学べるもう1つの大きな教訓は、彼らが世界の変化を認識し、危機に対処できない既存のビジネスモデルの弱点にも気付いたことです。非接触型のトランクルームを導入することで、見込み客が抱く衛生面と安全面の懸念を払拭しました。また、衛生面での手順やソーシャルディスタンスを保つための規制を強化することも発表しています。U-Haulは、事業の素早い展開と迅速な広報活動によって、顧客基盤の大半を維持し、他のトランクルーム企業がこのサービスを提供しているのが世間に広まる前に新規顧客を多く獲得することができました。

すべてをより簡単にするテクノロジーの活用

U-haulのようにリソースが充分でない場合、常に変化するビジネス環境に合わせてビジネスを適応させることは決して容易なことではありませんが、学ぶべき貴重な教訓はまだあります。物理的な運営や顧客とのやり取りを見るだけでなく、テクノロジーがどのようにしてよりシームレスで非接触型のサービスを提供できるかにも目を向けるべきです。ウェブサイト上から契約や支払いを自動的に処理できるようにすれば素晴らしいスタートが切れるでしょう。Storeganiseなら、顧客がどのデバイスからでもユニット予約や支払いができる機能をすぐに使うことができます。また、リブランディングされたカスタマーポータルもあります。詳細を知りたい方は、デモをご覧いただけますので、 Unwired Logic(info@unwiredlogic.com)までお気軽にお問い合わせください